FC2ブログ
北海道の貧困を克服するために、労働問題や福祉問題について考えます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

東海林智氏講演「貧困の現場」、盛況でした!

大変遅くなりましたが、2010年1月18日夜に反貧困ネット北海道主催・DPI北海道ブロック会議共催で、
毎日新聞で「派遣村」や「労働問題」について精力的に取材をされ、
『貧困の現場~社会的排除から社会的連帯へ~』(毎日新聞社)を出版された
東海林智(とうかいりん さとし)氏に本と同名のタイトルで講演をしていただきました。

Mr.Toukairin

印象に残ったところをかいつまんで紹介します。
○釜ヶ崎 以前は日雇い労働者の暗黙の最低賃金は日当1万円となっていた。
 1万円を切ると「けたおち」といって、仕事に就く人はいなかった。
 しかし、若い日雇い労働者が増え、その新しくきた若い人たちは暗黙の
 最低賃金のことを知らず、仕事に就くようになり、日雇いの賃金が全体
 として大きく下落し、6500円まで落ち込んだ。
 そのため、日雇い労働が野宿問題になり、可視化されるようになった。
○厚労省は、以前では禁止されていた「携帯電話による仕事の紹介」を
 認める通知を出した。これによって、日雇い派遣労働者は「携帯電話の
 支払いができなくなったら、ジエンド」ということになった。
○日経連が1995年に公表した『新時代の「日本的経営」』で、非正規労働者
 を多用する方向性が出された。非正規労働は労働の多様化を認めるものと
 して肯定されることがあるが、実はその多様化とは「強制された多様化」
 であり、実際には労働者が正規労働を望んでも選択できない自体が
 生じている。
○毎年過労死が増えているが、国は過労死を毎年出している企業でさえ、
 名前を公表していない。全国的にも大企業であり、社会的な責任ある企業
 で、多くの過労死を出しているが、その状態は放置されたままである。
 ある訴訟のなかで、原告に1億円をあげるから取り下げてほしいという
 話しがあった。未払い残業代250億円を考えると、1億円は安いという
 ことである。労働組合のない企業では、未払い賃金を要求した人は
 ほんの一握りで、労働者が要求できない弱い立場に置かれている。
・・・などなどです。

東海林さんの講演はとても好評でした。アンケートでは以下のような声を
受け取りました。

Q2. 講演会はいかがでしたか?
(1)大変よかった 23  (2)よかった  4 (3)普通 0
(4)あまりよくなかった  0

 具体的な感想をお聞かせください

○連帯することが社会と戦う力になることを改めて感じました。
○生保の受けにくさの話に大いに共感。札幌の対応も同じ。行政は困った人が窓口から
立ち去れば、その人がかかえている問題まで解決したと思っている。
暴力飯場の話にはショックも受けた。労組の重要性も新ためて実感。
○非正規労働者の実態がリアルに伝わってきました。時間が足りなかった。もっと人を誘って参加すればよかったと思います。
○りをもっていることを感じました。そして労働者のための労働組合を今こそ作ろうとあらためて意志しました。
○話が現実的でよかった
○“なんとなくそうかな?本当なのか?”と知らずにいたら、暗黒の渦の中にのまれてしまうものですね。無知では駄目だと実感し、そして、無力な私でも皆さんの輪の中に入れば、少し、知恵もつき、力もついてくるのでは、と思います。これを機にもっと真実を知り、多くの人々とつながってゆくようにしたいと決心でき、貴重な時間をすごすことができました。
○東海林さんの取材体験からの具体的な話を聞くことができて本当によかったです。でももっと長くできれば聞きたかった。
○労働組合の必要性、仲間同士の結束力の在り方についての話。ありがとうございます。
○時間が短かった。
○現場の具体的事例が盛り込まれた講演会で問題の深刻さが理解できた。
○使用者のあくどさ、「資本組」が人間をめちゃめちゃにしていることがよくわかった。
○東海林さんの話は非常にダイナミックでよかった。
○講師 東海林さんの熱い気持ちが伝わってきて大変たのもしく思いました。これからも東海林さんの取材された毎日新聞の記事に期待しています。
○組合と労働者が連帯して立ち向かうことが本当に必要だと思いました。勇気をもらいました。がんばりたいと思います。
○貧困・労働問題の実態。マスコミの問題点などよくわかりました。今後もがんばってください。
○新聞記者であるからこそ、現場をみてわかること、多くを現場の声として聞くことができて大変勉強になりました。私の同級生は多くが奨学金を受けて同じ講義をうけていますが、就職後も借金を抱えた状態だからどうにかして就職しないとね、という友人も少なくありません。今、現場で働く労働者の問題ももちろんですが、今のままでは学生の私達世代も現実が恐ろしいです。派遣村へのバッシング問題についてのお話もありましたが、実際にここに来なければ、報道の重さを感じることもできなかったと思います。このような講演を開いていただきありがとうございます。
○大阪の労働者の体験をはじめ東海林さんは鋭く現実に迫り、現職の記者として本当に今たたかっていると思いました。
○せっかく遠路来てくださった講師にもっと時間をさいて多くを話してもらいたかった。
○若者の未来まで商品化する有利子奨学金の話には、本当に腹が立ちました。たとえ民主党政権であっても、まかりとおしてならないものには断固反対していきたいと思います。
○とてもよかったです。これをきっかけにしたいです。より学んで団結していきましょう。
○携帯電話の登場が労働者の分裂、分断を起こして日雇い労働の賃金を下げていった、という話が印象に残りました。私も労働者の一人として心穏やかではありませんでした。格差が固定化され、労働者が階層化されつつあることに危惧を感じます。
○このような講演会はすばらしい企画だと思います。

ご講演をいただいた東海林さんには感謝申し上げます。また、今回82名と多くの参加者に
お集まりいただきました。重ねて感謝申し上げます。
Toukairin kaijyou


スポンサーサイト
[ 2010/03/11 17:31 ] 反貧困ネット北海道活動報告 | TB(-) | CM(-)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。