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格差も“世襲” 教育や人脈も「固定化」

格差も“世襲” 教育や人脈も「固定化」 (一部)
7月26日9時29分配信 産経新聞
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伊藤さん一家をはじめ、資産規模が数千万円から数億円の世帯は「富裕(ふゆう)層」と呼ばれる。野村総合研究所の推計によると、純金融資産が5千万円以上の世帯は平成19年で約361万世帯。国内全世帯の7%に当たり、10年前の1・2倍に拡大した。
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 野村総研の金融戦略コンサルティング一部長、宮本弘之さん(44)によると、わが国の富裕層は3タイプあるという。親から事業や資産を相続した「最初からの金持ち」と、医師や弁護士、パイロットなど自身の所得を貯(た)めた「コツコツ金持ち」、そしてIT長者に代表される事業の売却・上場益を得た「突然の金持ち」だ。

 富裕層が子供へ引き継ぐものは何か。宮本さんは「ほぼ全員に共通する興味は子供の教育だ。それも大学名などブランドにこだわらず教育方針や環境を重視する。そのためには海外へも留学させる」とし、こうつけ加えた。

 「彼らは人脈でも有利であり、起業の際も親の人脈に相談したり投資してもらったりする。富裕層にとって世襲とは、事業や資産だけでなく高い教育や人脈といった目に見えない資産を引き継ぐことなのです」

 ■「親も医師」4割
 東京大学が平成19年に行った学生生活実態調査によれば、東大生の出身高は私立の中高一貫校が51%を占め、公立校はわずか34%。家庭の年収は950万円以上が52%に上り、昭和59(1984)年の30%と比べて大幅に増えた。家計を支える人の90%は父親であり、42%は企業や官公庁の役員か課長級以上の管理職だった。

 同志社大学の橘木(たちばなき)俊詔教授(65)=日本経済論=は「30年前は私立大と国立大の学費差は7~8倍あり、『貧乏人の子は国立大へ行け』というのが社会全体の理解だった。国立大なら貧乏でも努力次第で進学できた」と話し、社会の変化をこう指摘する。

 「今は私立大と国立大の学費差は1・5倍まで縮まった。私立大との『格差』がありすぎるとして国立大の学費が上がったからだ。その結果、東大でも中学、高校からカネをかけて教育された子供が増え、親が裕福でないと行けないという風潮になりつつある」

 医師になるための学費も突出している。医師は企業のオーナー経営者と並び、わが国の富裕層の2大職種だが、私立大医学部の6年間の学納金は2100万~4900万円で、平均3300万円。とはいえ、医師国家試験の合格率は9割前後であり、新司法試験の32%などと比べて投資に見合った“収益”が確実に見込める。橘木教授の調査によれば、医学部生の4割は親も医師だという。

 橘木教授は20年後のわが国について、「近年、女性の医学部進学が急増しており、医師同士の夫婦が増えている。人間心理として仕方のないことだが、学歴の似た者同士で結婚する。それが子供の教育、ひいては将来の職業にも影響する。その子供が大人になった20年後、格差は再生産され、固定化している可能性が非常に高い」
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[ 2009/07/26 14:12 ] 全国・海外の記事 | TB(-) | CM(-)


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